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「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

渉の声はキュンとするけど、なにより安心できる声で子守唄がわりになってしまう。


「 柚子?寝たの? 柚子?」

起きてるよ。

「柚子?」

なに?

「・・・離れていくなよ?」

うん。離れたくないよ。


これは夢かな?

「柚子・・・ごめんな。でも・・・俺・・柚子のこと嫌いになったわけじゃないんだ。こんな風になりたかったわけじゃない。」


謝らないで。


「柚子・・・・





・・・・・・好きだ。」



きっと夢だね?
だってすごく幸せな気分だもん。



“ 好きだ ” なんて嬉しい言葉。


私も大好きだよ?


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