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「 Te amo。」

第12章 バレンタイン。 ーそれぞれの想いー

暖房で足元がポカポカすると急に眠気が襲ってきた。



「ユズ? 寝ていいよ。 起こしてあげるから。」


それを聞いて安心して私はすぐに眠りについた。



夕暮れの紅い光が私たちを照らす。


「ユズ・・・・



・・・・・・Te quiero 。」



レオが言った言葉は電車の音に消されて私の耳には届かなかった。

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