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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

自分の自転車を転がし校門に戻ると「じゃあ行こっかw」と歩き出す裕貴くん。


「ねーねー裕貴くん、良かったら後ろ乗る? 駅前のカフェまでけっこう距離あるよ~。」

「駒見さん歩きたくないんでしょ(笑)」

「な"っ!ち、違うもん!! その方が早いかな~って思っただけだもん!」

「クスクス。 はいはい(笑) じゃあそうしよっかw」
そう言って裕貴くんは私が握るハンドルを持つ。

「え? いーよっ私がこぐから!」

「この身長差で無理でしょ(笑)」

「ムムッ!! チビだって言いたいのね⁇」

ハハハッと笑う裕貴くんに「笑うな!」ってツッコもうとしたらその手を掴まれた。

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