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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

ー 裕貴 中学三年生 ー


志望校だった高校に合格し、あとは卒業を待つのみ。


僕はいつも教室から見える景色が好きだった。
教室の前は通りになっていて、この学校自体がけっこう街中に建っているので人通りも多いのだ。



僕の席は窓際で、いつも外を眺められる特等席。


「 今日も通るかな・・・」

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