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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

ある日、友達の一人の梨花から呼び出されて放課後教室に残っていた。


教室の窓は開けているのに、今日は風がなくもうすぐ本格的な夏を迎える前のジメジメとした感じが慣れなくて嫌だ。


カタン。

音がした教室の入り口を見ると梨花が立っていた。


「裕貴、おまたせ。」

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