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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

あの後、散々駆に冷やかされた。



ベッドに入って目を閉じ、小さなアリスを思い浮かべる。




“ キレイ! 映画から出てきた人みたい!”



なんでもない言葉なのに、その子の目がすごく綺麗で嘘のない笑顔。


僕が気にしていただけだったのかもしれない。


自分がハーフの外国人で・・・


それで?




それだけなんだ。

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