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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

10分くらい経って、戻ってきた柚子。



なんだか、嬉しそうだ。
「なんか良いことあった?」


「え?! なんで?」
分かるし! 顔出てるから。

「デート〜?」

「違うよ! 裕貴くんはと・も・だ・ち!この間もカフェでお茶してすごい楽しかったんだー♫」


「ふ〜ん。」

「何?」

「別に何でもないよ? 楽しんでこいっw」
俺はもう柚子から離れなきゃな・・・。



柚子の顔を見れなくて、前向いたまんま強がった。



「っ・・・うん。 楽しんでくるよ!」
そう言った柚子の顔をチラッと見ると・・・




悲しそうに、笑っていた。

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