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「 Te amo。」

第14章 卒業式。

【 柚子 】

裕貴くんとの電話を切って店内に戻る。


席に座るとじーっと私を見ていた渉は「なんか良いことあった?」と聞いてきた。


「え?!なんで?」

「デート〜?」
ニヤリと笑う渉。


裕貴くんとは友達だと言ったら「ふ〜ん。」とあからさまに不満そう。


「何?」


「別に何でもないよ? 楽しんでこいっw」




えっ・・・・
思いがけない言葉に胸がズキッと痛んだ。

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