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「 Te amo。」

第15章 3年生。 ー 迷える子羊ー

「渉は?何の仕事するの?」

「ん? まー適当に。働けるならどこでもいいかなw」


「柚子は?」って聞かれて考える。



ぼんやりとだけど、販売の仕事に少し興味があった。
でも接客するとかは苦手だし・・・むしろ接客されるのも好きではない。


「・・・販売系かな。」

「販売? 柚子接客されんの嫌いじゃなかった?」

よく覚えてるなぁ・・。




渉と付き合っていた頃。

デート中に入ったショップで接客された私は、終始苦笑いで気圧され気味だったのを渉は覚えていたんだ。



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