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みえない鎖

第2章 出会い

こんなこと、計算で出来る程の経験は重ねていない。

人並みに彼を作り、付き合った事はあるけど。
それに数ヶ月前に彼に振られたばかりだし・・・。

押し倒され、気が付けば見つめ当たった状態で数十秒。

本来なら逃げようと拒否しなきゃいけない筈なのに、身体が動かない。

気が付けば、アキは私の上に既にのっかっていた。

体重も掛けられてしまっている上に、アキの目から私が目を反らす事が出来なくなって・・・、

「逃げられると思うなよ」

アキはそう宣言すると、ゆっくりと顔を近づけ、勝者の貫録さながらに、キスを私に落とした。

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