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みえない鎖

第2章 出会い

気持ちが沈んだまま、アキがたばこを吸う様子を、ベッドの上に座って見ていたら、

「拒否したくせに、物欲しそうな顔をするな。」

といいつつ、吸い終わった煙草を灰皿に押し付けている。

「それとも強引に押し流されてみるか?」

煙草を吸い終わったアキはベッドの上に舞い戻る。

首を振って拒否の気持ちを表したけど。

「そうだな、押し流されろ」

つぶやくと、強引に押し倒される。

「ぃやっ」

小さな声で反論するも・・・、

「最初拒否して止めれば、物欲しそうな顔をする。物欲しいならヤる気なのかと思えば、また拒否か。それは地かそれとも計算か?」

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