テキストサイズ

みえない鎖

第14章 加速

散乱していた部屋を適当に片づけ、シャワーを浴びる前に洗面台の鏡に身体を映せば・・・紅く咲く花びらが胸や首に散ってる、

・・・キス、マーク。

胸辺りのキスマークは服で隠せるとしても、首筋のは服で隠せなければ、バイト先のケーキ屋では、髪を縛らなければならず・・・。

「このままだと・・・バレバレだよね」

コンシーラーか何かで隠せるものだろうか。

っていうか、こんなにキスマーク付けられるものなの普通?

アキはこれが普通なのかも知れないけど。

ここまでキスマークをつけられたのも初めてで、鏡の中の私を見てちょっと困惑。

・・・どうにか薄くするしかないけど。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ