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みえない鎖

第15章 切断

がちゃり、という音と共に開く扉。

「お、おじゃまします・・・」

無言で入るのが躊躇われたので、いいながら恐る恐る・・・入る。

「広い」

玄関も無駄に?と言ってはいけないだろうけど、広い。

靴を脱いで、リビングらしきところに来た時、必要最低限の男の人のリビングでおもわず笑ってしまった。

「・・・ホント、何もないね」

「寝るだけの部屋だし、部屋によっては未だ兄貴の荷物もあるし。何か飲むか?」

と言いつつ、台所に連れてこられると・・・お鍋とか調理器具が普通に置いてあって、食材さえあったらご飯が作れそう。

・・・ってこれ誰が使ってたの?
アキの前の彼女とか?

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