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みえない鎖

第16章 彼の領域

「瑠璃」

至近距離だから、視線がダイレクトに絡まる。

何か返事しなきゃいけないのか、それとも黙っていた方がいいのか・・・考えてる間に顔はどんどん近付いて・・・、

お互いの唇が触れるか触れないか、の距離。アキの息使いが解る。

・・・息が荒い。

「好きだ」

!?

一体何を言われたのか、頭が追い付かないまま、そのまま柔らかいものが合わさる。

キスを拒む事はしないまでも・・・脳内は追い付いていなくて・・・。

でも、好き・・・って言われた気がするっ!?

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