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みえない鎖

第16章 彼の領域

若干吐き捨てたかのような口調が気になったけど、アキは私から離れてしまい、

リビングのテーブルに置いていたコンビニの袋からビールを取り出すと一気にあおってる。

・・・何?

余裕かと思えばらしくない姿を見ているのは気のせい?

飲み干した缶を置く音が軽く響くと、アキは私の手を引っ張って部屋の奥に連れていく。

「あっちょっとまってってばっ」

ぐいぐい引かれて連れてこられた先は・・・白いシーツが眩しいベッドのある部屋。

ただ、何時も使ってない部屋らしく、ベッドと机がある以外、何もない。

ぐいっと引かれると同時にベッドに押し倒され、気がつけばアキは目の前で私に馬乗り状態で・・・。

・・・アキの顔が至近距離。

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