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みえない鎖

第16章 彼の領域

そういえば、アキの寝顔をまともに見た事・・・無かった気がする。

・・・見たい。

むくむくと好奇心が膨らむ。

覆いかぶさっていたアキを何とか横にずらす。シングルベッドだから2人で寝るには狭いけど、

くっついていられるから、大丈夫。

って、無防備に寝るアキの顔をまじまじと見る。

「美形なんだよね・・・」

美形でも人によって好みがあるけど、アキの顔は多分大概の女性にはモテル顔。

それにくらべて私は美人、とは言い難い。不細工でもない・・・と思いこんではいるけれど、人並には違いない。

「まつ毛、長・・・」

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