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みえない鎖

第16章 彼の領域

アキから感じる視線は、何か言いだげな・・・そんな感じで。

喘ぐ中で、何かあったの?って聞くも、言葉による返事はなくて、

ただひたすら身体を繋げて攻め立てられ、意識が所々切れても、何度も昇りつめさせられて、

結局翻弄されるしか無かった。



・・・で。

気がつけば、アキは私の上に覆いかぶさったまま・・・重い。

「・・・ア・キ」

擦れた声で読んてみるも、返事が無い。

・・・寝息?

すー、すー、と一定間隔の規則正しい息が聞こえる。



・・・寝てる?

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