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みえない鎖

第18章 微妙なずれ

あれから、私がアキにキスをするまで、放さないなんて言い出すから、

・・・何度か私からキス・・・して。

「次は、舌入れろよ」

なんて楽しげなアキ。
昨日の余裕ない発言は記憶間違いだったのかも・・・って感じるくらい。

アキの機嫌が直ったというか、何時もの調子を取り戻した感じだったので、腕の拘束が緩んだところで、アキから何とか離れた。

「仕方ねえから起きるか」

その後、シャワーなど身支度済まして、昨日食べ損ねたケーキを朝食代わりに食べた。

食べられない事もないけど、朝からやっぱりケーキは・・・重め、な気がする。

目の前でアキがケーキを食べるのも、新たな発見で。

「甘いものダメかと思ってた」

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