テキストサイズ

みえない鎖

第18章 微妙なずれ

「ええっと・・・」

こっそりの心算だったから、言い訳も思い付かない。こういうところもアキが余裕に見えるんだって。

「起きる」

イタズラが見つかって気まずいというか照れるというか、とりあえずここは逃げるっ・・・

「逃がさねえって」

・・・アキはしっかり私を拘束。半身を起こそうとしたけど、しっかり腕を絡められて、顔をアキの方に向かされる。

「ほら」

「な、何?」

「もう一回」

「・・・ヤダ」

って拒否してみるものの、アキのニヤニヤは止まって無い。

・・・アキが余裕過ぎて、あーもぉっ!!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ