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みえない鎖

第19章 絡まる視線と・・・

ベッドに寝かされ、拘束中の両手を上へ、万歳の状態にされた後、何かしらで括りつけたのか、動かす事は出来なくなって。

「アキ・・・放して」

懇願するも聞き入れてもらえなくて。

「まさか拘束とかするとは思わなかったな」

とのんきな独り言を言いながら、ベッドの上の私の腰辺りに馬乗りになるアキ。

「兄は結構好きなんだよ、こういうのが。俺は結構、何やってんだって冷めた目で見てたけどな」

「・・・何の話?」

「確かに今、その話は関係ねえ・・・が、たまにはコレも良いかもな?」

良いかどうかなんて何が起こるのか解ら・・・違う、多分解ってる。ちゃんと身体は反応してるから。

けど、私には返答のしようが無かった。

「改めて聞こうか。俺が来るまでに何があった、か」

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