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みえない鎖

第20章 翻弄と暴露

下半身を覆っていたものが、一気に取り払われると、何だか心ともなくなり、右足を下に両足をきゅっと曲げる。

「じっとしてろよ?」

というので、じっとしてると金属の冷たい感触が再び右足首を包む。アンクレットをつけ直したらしい。

「脱がす時に、切れるのは本意じゃねえし。っつーか、足曲げててもイイ眺め」

「な、何?」

「外から解るぐらい染みてる、ココが」

濡れた布地をクリッとアキが押すように触る。

「・・ぁっ」

「こんだけ濡れてたら、中はどうなってんだろうな?」

「・・・し、知らない」

「よーく、知ってるくせに。素直じゃねえな」

「し、知らないってばっ」

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