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みえない鎖

第20章 翻弄と暴露

全体的に、酸素が足らない。鉛の様に重い身体を沈めたまま、顎を上げてはぁはぁと荒い息を繰り返すだけ。

・・・毎回の事だから、意識を失う回数は減った・・・気がしてる。

とはいえ、今日のは特に激しかった気がするけ、ど。

朦朧とした意識の中・・・アキがズルリと抜くと、暖かいものがトロトロと肌を流れ伝う感触。

・・・アキの欲望の象徴。

やがて、縛っていた腕が外されると、身体を起こされ・・・アキが後ろに来たのが解った。

「・・はぁ・・・外し・て」

視界を覆うネクタイも外して欲しいと思って、言ってみるけど、声が小さかったのか届かなくて、

アキにそのまま引き寄せられると、自動的に寄りかかる事に。自力で身体を起こす体力はまだ無いから。

「ほら、脱がすぞ」

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