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みえない鎖

第4章 方向

突っこんだまま考え込んでいた事を再認識して苦笑い。

出してない以上、消化不良ではあるが。
と思いつつ、ゆっくりモノを引き抜き、粘着質の蜜がシーツに垂れ流すさまを眺める。

「徹底的に手懐ける、か」

何となく口に出した言葉。
ヤる前までは、そこまで考えてはいなかった、が。

その考えは面白いように思えた。

そうしたら、既に手懐けて懐に入れているアイツの気持ちが解るかもしれない。

「とりあえず、他の奴にはコイツをやれねえな」

唇を近づけて、キスマークを首筋と胸元にいくつか散らした。

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