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みえない鎖

第21章 独占欲

操り人形の糸が切れたかのように、そのまま身体を後ろに倒すと、しっかりアキが受け止めてくれた。

と同時に貫かれてたものが、自然と外れ、ドロリと一気に流れ出る、

・・・アキと私の・・・混ざり合った粘着質の液体。

「・・あ・りが・と・・・」

荒い息のまま、何とか言葉を口に出してみるものの、言葉としてアキに届いたかどうかは解らない。

ドクドクと私の中で精を放ち続けたアキの感触は生々しいほど未だ残ってる。

余韻に浸っていると、しゅるりと微かな音をたて、ようやく目を覆っていたネクタイが外された。

間接照明が放つオレンジ色の灯りが、目を焼く様な太陽の光の様にキツイ。

「ま、眩し・・・」

思わず開けた目をギュっと瞑る。

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