テキストサイズ

みえない鎖

第21章 独占欲

背中にシーツの感触・・・下ろされたけど、アキは離れる事無く上にいて。

チュッ・チュッ・・

アキの方を見ようと目を開ける前に、顔の一つ一つパーツにアキが唇を落とすから、開ける事が出来なかったけど、

アキの行動が止まった一瞬、目を開ける。

「・・・やっと見れた」

アキの両頬を手のひらで包む。

顔を見れたのは嬉しいけど、今の状態で、未だスーツ姿な筈は無いのだけど、

何だか堪能し損ねたというか・・・もったいないというか。

「スーツ姿、もうちょっと見たかっ・・・」

言い終える前に、落ちるキスは極甘。

・・・それ以上の思考を放棄させるのは簡単で、心地良い甘さにそのまま流されることにした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ