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みえない鎖

第22章 区切り

まだ・・・ドキドキ、す・る。

このドキドキは、アキに対するドキドキと、不安からくるドキドキが混ざり合ってる。

「籠城するなら俺の家にしろよ」

中々玄関まで来ない私に、そう声をかけるアキ。

・・・少し心の準備が必要なのーっ!!

アキは大きめのバッグを持ち、既に玄関にいた。当たり前だけど、あのスーツ姿で。

何度見ても・・・かっこ良すぎるんですけど!!!

持ってくれてるバックの中身は、私の数日分の着替えなど、お泊りセット。

『当分家に帰るな』というアキの希望というか指示というか・・・確かに1人で今は会いたくないから、アキの案にのった。

時刻は既に昼を過ぎ、さっき朝食とも昼食ともいえる微妙な食事をとり、身支度を整えて、現在に至る訳だけど。

・・・今日も居たらどうしよう。
っていうのが、もうひとつのドキドキ。

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