テキストサイズ

みえない鎖

第22章 区切り

「それは良かったな」

「うん」

とっても穏やかな気持ちで、車内から出ようとするけど、右腕を掴まれる。

「で?」

「で??」

・・・他に何かあったっけ?

「何くれる?」

何くれる???

「欲しいものがあるの?」

「そう」

「何欲しいの?」

車内に沈黙が落ちる。アキがにっこり笑って・・・る時って、何かある・・・よね?

「キス」

「・・・えっと」

「それも舌を絡めるエロいヤツ」

「・・・えーっと」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ