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みえない鎖

第23章 温室

2週間の間に増えたのは、荷物だけじゃなくて、お互いの左指に光る指輪だったり、

アキがくれたネックレスだったり、お互いの家の合鍵だったり。

まさか、今居ない私の家のカギまで欲しいと言われると思わなかったけど。

「お守りに、な」

なんて、何のお守りにするのか解らないけど、どうしても、っていうから複製を渡してる。

・・・それか、ら。

ジュニアスイートに呼び出された日から、連続で身体も気持ちも翻弄され続けたけど、

毎日顔を合わせるようになると、どうなるの?とそこは色んな意味でドキドキしてた心配は杞憂で。

適度に肌を合わせる事はあるものの、キスとハグの方が圧倒的に多い日々だったりしていた。

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