無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

私の生活拠点が変わった事による変化以外の変化・・・といえば、バイト仲間の香奈子さん。

理由は解らないけど、いつもと違う気がしていた。

「な、何かありましたか？」

お客さんと話す時は、何時も通りを装っているから解り辛いけど、お客さんがいなくなると黙ってしまって・・・変化が激しい。

あまりに雰囲気が違うので、お客さんが途切れた時を狙って、聞いてみると・・・。

「彼がね、そっけなくてね」

確か付き合って半年の彼がいたのは香奈子さんが前に言ってたから知ってる。

「折角、休み貰えるのにね」

最近オープンの調子が少し悪いらしく、明日から１週間休みにして、オープンのメンテナンスとかするから、とオーナーから数日前に言われていたから、

私は思わぬ休みで嬉しいけど、香奈子さんの目の前では、表立って嬉しそうな顔は・・・しづらい。