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みえない鎖

第26章 歯止めと暴走

「んっ・っんっ・・・」

口内から響く水音と声。舌を積極的に絡める瑠璃がどうにもエロい。

暫く、なすがままに唇を重ねていると、気がつけば手が上半身のあちこちを移動していて、

離れる頃にはお互い唇が濡れてる。

「今日、スーツ?」

「あぁ」

「起きて、目隠し外していぃ?」

「起きるのは良いけど、目隠しはダメ」

「ケチ。見て萌えたいのにぃ。目隠しはドキドキ感じちゃうから、まあイイケドぉ」

お互い上半身を起こし、ベッドに向かい合って座る状態になると、目隠しのまま手探りで、俺のジャケットを脱がしにかかってる。

「・・・今日は終わるまで外さねえから」

前に両手縛って目隠しした時の事を思い出す。あの時はあれで良かったけどな。

今日はマトモじゃねえから、瑠璃の目ぇ隠してやり過ごさねえと引き摺られそうなんだよ。

・・・・・・色々と。

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