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みえない鎖

第26章 歯止めと暴走

脳裏に浮かんだのは、さっき追い払った男。

他の男に簡単に掻っ攫われて良い女じゃねえんだよ。身体の相性はイイと思うし、とりあえず顔を合わせて嫌な気分になったことはねえからな。

するすると最後まで残っていたパンティを剥ぎ取り、濡れすぎて垂れる滴を眺めながら、あれこれ思考を巡らす。

あの男が直接は手を出す前に阻止出来、何事もなかった安堵感と、これからの昂揚感に感情を高ぶらせていく。

こいつもう手放す気はないから、他の男はどうでもいいけど。

目の前の何もまとってない艶めかしい身体にに視線を落とした時、

瑠璃が、目隠ししている事や、薬によって流されてる事によって、忘れてるかもしれない、とある可能性を思い出す。

「なぁ瑠璃」

「んんっ、早くぅっ」

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