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みえない鎖

第5章 始動

「何も考えずに俺の言葉をオウム返しの様に繰り返せ」

手の動きを止める事無く、耳元に口を近づけ・・・。

「もっと欲しいだろ?」

「・・・もっと・ほ・欲しいっ」

口から滑り出たのは、オウム返しをした言葉だけではない意味を含む欲望のかけら。

アキの言葉を繰り返しただけなのに、私の身体が反応する。

脱がされた訳でもないのに、ただパンティが濡れたままだったから、穿くのをためらっただけだったのに。

気が付けばアキの指がゆるく甘い蜜を誘発させ、溢れさせる。
溢れて内ももを伝う蜜の感触も、気持ちを高ぶらせるスパイスになる。

アキの手の内で踊らされて行く私。

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