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みえない鎖

第5章 始動

ピチャっ ピチャっ

割れ目を指がなぞる度に、溢れた蜜の音が規則的に耳に届く。

「ぁあ・・あ・ぁん・・・あぁぁっ」

喘がされるけど、それ以上貰えない。もどかしい、もどかし過ぎる。

「・・ア・・キぃっ」

「欲しいモノは待ってちゃ貰えねえけど?」

快楽によって理性の思考回路は止まっている上、自覚は無いまま、本能を誘導される思考。

「どうする、瑠璃?」

アキの表情は変わらない。ニヤニヤ楽しそうに割れ目を弄るだけ。

もう限界はそこまで来ていた。
このまま弱い刺激を与えられ続けるくらいなら、

それならっ・・・。

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