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みえない鎖

第7章 布石

緩く抱きしめられていた腕は解かれ、アキの指は私の服を脱がし始める。

「ちょ、ちょっとっ」

軽く抵抗する。でもしたいという気持ちも・・・あるから、本気で抵抗出来ない。

深く好きになった方が負け・・・なのかもしれない。

「ま、窓際だから!」

という事を自覚してアキの手にストップをかける。

他の人に見られるという事は、階が高いからほとんどないと思うけど、でも可能性はゼロじゃない。

「見せつけても良いけど?」

「誰に!?」

脱がされる様を見せつけるなんてとんでもない。恥ずかし過ぎる。

「冗談だ。瑠璃はもう俺のモノ」

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