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「・・・何で、うしろ？」

「偶然だろ」

という言葉とは裏腹に、顔は笑ってる。
こういうところ、子供っぽいかも。

「・・・服、買ったの？」

「一応な。で、服は買うのか？」

「うん」

その後、さっき買ったらしいアキの好きなブランドの服の店に連れて行かれると、女性の店員さんがアキに駆け寄ってきて、そのまま意気投合して何か話してる。

一応女性物もあるから、店内を歩き服に目を通すも・・・何となく面白くない。
店員がアキに色目使ってるように見えるのが特に面白くない。

ただ、アキはそれでもマイペース。なんだかそれも腹立たしい。

これは早く決めなくちゃ!!
というか、ここで買わなくても良くない？

腹立たしい気持がおさまらず、とりあえずアキを引っ張って、ここから出る!と覚悟を決めると、ゆっくりとムカつく店員に近付いた。