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アリスは処女

第5章 手紙



「姫はもうお風呂は…」

「入りましたよ」

「そうですか。
ではもう就寝の頃では…?」

「いいえ、
まだやることがありますわ」


私はユリに預かってもらっていた
手紙を取り出した。


「お父様からの手紙です。
クリッジと見るようにと、言っていましたの」

「私と…ですか…?」

「ええ…。ですから
これを見ようかと……」

「そうでしたか…。
では私がお読みします」


クリッジは私から
手紙を受け取ると、
ゆっくりと封を開けた。

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