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アリスは処女

第5章 手紙



「『愛する娘へ
せっかく開いてくれたパーティーにも行けず、すまないな。父さんは昔から仕事ばかりで、アリスも私のことを覚えていないだろう?だけど私はお前の父親だ。お前の将来を決める権利がある。だから下に書いたことを私が生きている間でやってほしい。

1、処女を捨てる
2、王子との子供を作る
3、子供は週に三回
私の元に連れて来ること

以上のことはやってくれ。
お前が王子を好きではなく王子との子供を作れないと言った時、クリッジが説得してくれ。無理矢理でもいい、アリスと王子がSEXをして子供を作れ。頼んだぞ』だそうです………」

「………………何それ……」


どんだけ自分勝手なのよ……

いつも仕事、仕事で
娘である私とは
遊んでくれなかったくせに、
孫には週3で会わせろ!?

意味分からない…

娘より孫の方がいいの…?

私は今まで我慢してきたのに…
ずっと1人で我慢してきたのに…!!


王子と結婚して
王子との子供を作れとか
子供には会わせろとか
意味分かんない!!



私には自由さえ与えなかったのに……

嫌…もう嫌………
もうお父様なんかじゃない…。

ただの
娘を見捨てた最低な父親よ……。



クリッジなら分かってくれる…
こんな父親は最低なことを……!!

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