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The love like

第1章 2015~牢獄~

どれくらい経っただろうか。

物音は一向におさまることもなく、逆に、自分に近づいてくるようだった。

ここまでくると、恐怖という感情しか生じない。

膝を抱え、身を小さくして、ただ、じっと恐怖から身を守ることしかできなかった。


音は、俺の部屋の、すぐ下で止まった。

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