
君がくれたぬくもり
第22章 冬のある日のこと
ランチタイムが終わり、店内が落ち着いた頃、陽菜は休憩室でご飯を食べていた。
西田さんも賄いを食べている。
もうすぐクリスマス…
ってことは西田さんも彼女と過ごすのかな。
あれ?
てゆうか西田さんって彼女いるんだっけ?
疑問に思った陽菜は西田さんに尋ねた。
「西田さんって彼女いるんですか?」
「彼女?いないよ。
こないだまで付き合ってた彼女にはフラれたんだ。」
「西田さん、浮気性ですからね…。」
陽菜は苦笑いをした。
西田さんは「いやいやいや」と手を振り否定する。
「何言ってんの。
僕はめちゃめちゃ一途だよ?」
西田さんが一途??
思わず吹き出す。
「えーー、女の子ナンパしてるイメージしかないです(笑)」
「酷いイメージだな(苦笑)
なんなら陽菜ちゃんと付き合ってあげてもいいんだよ?」
「それです!!それがナンパですよ?」
「あ、そっか(笑)」
