
君がくれたぬくもり
第24章 新しい気持ち
次の日
目が覚めると西田さんが朝食を作っていた。
「西田さん…」
「あ、おはよ。
ご飯食べるよね?」
身体を起こすと、枕の横に陽菜の服が綺麗に畳んであった。
そうだ。
陽菜、昨日西田さんに抱かれたんだ。
「迷惑かけてごめんなさい…」
「何言ってんの(笑)
俺は嬉しかったよ?陽菜ちゃんのこと好きだったから。」
「え?」
西田さんは陽菜の隣に座ると、陽菜をギュッと抱き寄せた。
「陽菜ちゃんがバイト来た時から…ずーっと好きだったの。」
「でも陽菜……」
陽菜は薬指の指輪に触れた。
西田さんはその指輪の存在に気づく。
「…分かってるよ。
でも俺が忘れさせてあげる。」
「傷付けるかもよ?」
「いーの!!今が楽しかったら俺は満足だから。」
チュッ
軽く唇が重なる。
「……///」
「俺が一緒にいるからね。」
