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君がくれたぬくもり

第25章 曖昧






そしてそれをごみ箱に捨てた。




「陽菜……!?」


「これでいい!?
陽菜、もうここから出ていくから!!」


「あっ…」




バンッ!!



陽菜はリビングを出て部屋に向かった。




押し入りに入っていた大きなボストンバッグに衣類を詰め、


コートを着て家を飛び出した。




曖昧な気持ちじゃないんだから…



陽菜には輝雄みたいな人がいいの。




陽菜を置いて元カノのいちゃついてる男なんて…









興味ない








興味ないの…





――――――……




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