
君がくれたぬくもり
第4章 恋
翌日
陽菜はあれから部屋に戻り爆睡した。
そして起きたら夕方だった。
……どんだけ寝るんだ。
起き上がると、ベッドの脇に紙袋を見つける。
中を見ると、服が何着か入っていて、白いメモも入ってた。
“あたしのお古だけど、よかったら着てね“
と書いてある。
きっと怜香だ。
優しいな…
陽菜は1番上の黒のワンピースを着て、リビングに行った。
リビングにはすでに昨日のメンバーが揃っていた。
「あ、陽菜起きたー?」
「怜香、服ありがと!」
お礼を言うと、怜香は嬉しそうにニコリと笑った。
「陽~菜ちゃん♪
こっち来て飲もうよ!」
「きゃっ?!」
突然肩を抱かれ、身体がビクンとなる。
驚いて見上げると和哉さんだった。
「こっちおいで?」
「あ……はい///」
陽菜はその甘い顔と香りに吸い込まれるように彼について行った。
