
君がくれたぬくもり
第34章 熱いカラダ
「岳~~っ!(怒)」
「はいはい(笑)
つかまだ全部塗れてねぇからおとなしくしろ。」
こいつ……(怒)
ムカッときたが、なんだか嬉しかった。
岳とは気まずいままだったから、
こうして友達みたいに普通に話せたことがすごく嬉しい。
大きな進歩だ。
思わず顔がにやける。
岳にばれないように気をつけなきゃ(笑)
「できた。つか…この水着サイズ小さくね?」
「えっ?そう?変!?」
岳から日焼け止めを受け取り、水着を見る。
きちんと試着して選んだんだけどな…。
「そういうわけじゃねぇけど……」
(目のやり場に困るっつうか………。)
「何よ?」
岳は言葉を飲み込んだ。
「もういいわ…バカ。
もう行くぞ。」
「イテッ!」
岳は陽菜のおでこにデコピンして歩き出した。
「痛いじゃん!」
「ばぁか。」
「……もぅ////」
ニカッと笑う岳。
なんでそんなにカッコイイのよ……///
暑さとドキドキでクラクラしながら、
岳の元に走った。
