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君がくれたぬくもり

第36章 大きな背中






バシャバシャッ



「陽菜!!陽菜!?」




浮輪までたどり着くと、俺は陽菜を呼ぶ。



どこ行った!?




その刹那、俺の足に何かが触れた。



視線を下に向けると、白い…………





手……?





「陽菜!!!」




急いで潜り込み、その手を掴み引き上げる。




……陽菜だった。




「陽菜!しっかりしろ!」




浮輪に乗せ、頬を叩く。



そして気づいたのだった。





息………



してねぇ………





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