
君がくれたぬくもり
第38章 隙間
「んっ……んん……///」
何度も何度も角度を変えて重なる唇。
あれからずっとキスばかりしていた。
息ができなくなるくらい、
深く、激しい…痺れるような甘いキス。
しかし、陽菜もそろそろ窒息してしまいそうだ。
かれこれ10分以上ディープキスをしているんだから…
「ちょっと休憩させて…?//」
「……まだ足りねぇ…」
岳のせつない声にまたキュンとする。
それに、キスをする時の岳の目は甘えている子供みたいで、
陽菜はこれに弱いんだ…///
岳はキスを止めると陽菜の首筋に顔を埋める。
「熱がなかったら襲ったのに……」
ぽつりと呟く岳の言葉に、陽菜は少しだけ切ない気持ちになった。
