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君がくれたぬくもり

第48章 契れた糸






だから守りたい。


守らないといけないんだ。




ドアの向こうから鼻をすする音がする。




今すぐ走っていって抱きしめてやりたい…



でも……できない。




「ごめんな……ごめん……な………」




涙が出る。



陽菜と出会う前は絶対流すことのなかった涙…







陽菜……










幸せになれ






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