
君がくれたぬくもり
第10章 微妙な関係
「んーー…」
窓からさす光りが眩しい。
……朝?
重たい身体を起こし、辺りを見渡した。
「暑…」
汗で体中ベタベタだ。
……シャワー浴びよ。
風呂場に入り、服を脱ぐ。
そして鏡を見て、陽菜はハッとした。
「な…なにこれ…」
首にくっきりと赤い跡……
「あっ!!」
そうだ…
昨日陽菜は……岳と……///
陽菜、初めてイッたんだ…
イッ……
「きゃーーーっ!!///」
急に恥ずかしさが込み上げて来て叫ぶ。
するとその時…
ガラッ
「陽菜…?!」
慌てて風呂場に入ってくる岳。
裸の陽菜…
「岳のばかあああーーー///
何でもないから出ていけー!!」
「はぁ?うわっ!!?」
陽菜は脱ぎ捨てた服を岳に向かって投げつけ、お風呂に入った。
岳は何が何だかよくわからず、ポカンとしていた。
