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君がくれたぬくもり

第13章 りんご色






「なになに!?」



陽菜は岳を無視して怜香に近寄った。



「おいてめぇ!///」



岳はバッと起き上がる。



怜香は気にせず話し出した。




「だって岳兄、陽菜のことばっかり見てたもんね?
陽菜が和哉とイチャイチャしてた時の表情なんて殺人犯みたいなだったし(笑)」


「「うわーー…」」


「なんか毎日陽菜の部屋の前うろついてたし?」


「「ストーカー……?」」


「あたしが確信したのは次ね、岳兄、陽菜といるときすっごい嬉しそうなの!
ポーカーフェースだからわかりにくいけど、妹のあたしから見たらもうすぐわかったわ。」



怜香はそう言って岳を見た。




「てめぇらいつか殺す…」



岳はそう言って腕で真っ赤になった顔を隠した。



陽菜はなんか嬉しくてにやけた顔がしばらく元に戻らなかった。




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