キミと一緒に…
第1章 中学生!!
「まぁ、1日でこれだけ覚えられたら上等だよ。とりあえず休憩しようか。ジュースとかとってくるわ。」
「ありがとう。」
ばたんっ
「はぁ…疲れた!!」
ダメだぁ…覚えられん…。こんなの拓ちゃんの説明じゃなかったら寝てたよ…。やっぱり拓ちゃんの説明だと分かりやすいんだなぁ。辞書に書いてあったこともわからなかった私にわかるように教えてくれるんだもん。それこそ天才だよ。
がちゃ
「おまたせ。ど?いけそう?」
「うーん、微妙かな。頑張るけど。ってあれ?アップルパイ?」
「あぁ、うん。お菓子なかったから母さんが亜美からもらったアップルパイ持ってけって。」
「そんな!それは拓ちゃん家のだからもらえないよ!!私のは家にあるし。拓ちゃん2個食べなよ。」
「いぃよ、いぃよ。それにそんなに食べたら太るしw」
「じゃあ拓ちゃんママに…。」
「んー…じゃあこうしよ!!これは差し入れとして亜美が持ってきてくれた。だから俺んちのお菓子でしょ?うちはお客さんには必ずお菓子を出すんだけど今日にかぎってアップルパイしかなかったから仕方なくアップルパイにした。これでいいじゃん!はい決まり。じゃあいただきまーす。あ、食べなかったらお持ち帰りね。」
「じゃあいただきまーす。」
「どーぞ、どーぞ。亜美ママが作ったのだけどw家で食べる前に味見ってことで♪」
「うん。(パクッ)…おいしい。」
「うん、おいしい。亜美ママに次もよろしくって言っといてw」
「うん、言っとくw」