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無縁

第1章 一万円


セックスに溺れている人を『猿』と呼ぶことはご存知かと思います。
猿並みにとか…聞いたことありますよね。         私は高校に入って処女を喪い、正に、『猿』でした。更に、出会い系全盛期、男に困ることは一度もなかった。授業を抜け出し昼間から制服のまま、男の車に乗り毎日ハメまくり。淫乱と陰で言われてたけど気にしなかった。
ただ、ただ気持ち(・∀・)イイ!から

だけど、心の中は満たされなかった。ただ、次から次へと綱渡りを繰り返して自分を壊しているようだった。未だに何故あんなにセックスばっかりしていたのか解らない…


そんなことを繰り返してるうちに私は高校を辞めた。高校になんの未練もなかった。ただ、次の人生が空っぽで何をしたらいいか、さっぱり解らないまま時は過ぎた。


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